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彼女の恋人
- 2006/03/04(Sat) -
出窓って好きだわ。腰掛けられて、中世の貴族みたいに優雅な一時。
「なに考えてるの?」
「ん~?なんも。」
「ふーん…」
よくわからない、ゆっくり流れるこの時間。
不思議な落ち着き。
「ねぇ?」
「ん?」
「ご飯何にしようか?」
「夏の定番、冷やし中華。」
外を見ながら答えた。
「いいね♪具は何入れようか~、オニオンスライスにレタスにモヤシのおしたしに~薄焼き卵も入れなきゃ。ん~後何かあったっけ??」
「俺の嫌いなトマトとハムか煮豚。トマトは俺の分も上げるよ。トマトって青臭いからだめなんだよね;」
「好き嫌いしてチャ、大きくなれないぞ~?」
「もういいの。上にも横にも成長しちゃったからさ。」
「上はいいけど横はなぁ~」
「なんかいったか?」
「なぁ~んもだよ~だ。買い物一緒に行こうよ。用意してくるから、そこから降りて出かけられるように着替えてね。そんな恰好で出たらおまわりさんに追い掛け回されちゃうぞ~」
「んまぁ、それは困った。猥褻物陳列罪に強制猥褻行為で手が後ろに回っては困るかもだわ;」
くだらない、ブラックジョークをはき捨てて転がってるジーンズをはきながらこけた…
「何してるの??」
「足攣った…痛いよ~…」
覗いてるって言おうと思ったけど、この状態じゃけられそうだからやめた;
「なに、かわいい声だしてんの…」
ちょっと困った笑みが心地よかった。
「今直すからちょいと待て;」
デニムをはき終わってから、指をそらして筋を伸ばす。
「あ、お前見えてるよ~、そんなに短いのはいてるから~」
「むー、ヘンタイ!!ばか!」
案の定蹴られそうになった。
「まだまだ早い!そんなけりでは俺は倒せんよw」
「ぶ~~!」
「ちなみに丸見えな。いい眺めだw」
「・・・」
あ、あきれた;
こんな、時間はいつまで続くのかな。俺が望めばずっと続くのかな。
今はちょっと怖い…
幸せすぎる。うまくいきすぎてる…やめた。
「あぁ;ごめん②;じゃあ、明日は俺がなんか作るからさ。」
「そんなんじゃご機嫌取れないよ~だ。」
あぁあ、いじけてるのもかわいいねぇ。
「じゃぁ、そんなかわいいいじけっこには、お手製のガトーショコラでもご馳走しちゃおっかな~、いやならいいんだけど?」
「え?」
あらら、ちょっと揺らいでます。
「じゃぁ、チョコチップ入りならいいよ?」
「OK。じゃぁそれの材料もかわなきゃだね。」
「だねぇ~」
となりからメロディーが流れる。
「それ何の曲?懐かしいけど。」
「ひみつ☆」
聞き覚えあるけどなぁ…
「財布持った?かばんおきっぱだけど。」
「ん?もったよ。抜かりはありません。」
鍵を開けながら答えた。カチャンって響いた鍵の音。
「じゃぁ、いくかい。」
「お~」
愉快なメロディーは吸い込まれた。
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